Moto Island ブログ

チェーン&スプロケットのお話

 こんにちは。煮て良し、焼いて良し、本郷店のYOSHIでございます。
 朝晩と、めっきり涼しくなりまして秋の気配を感じます。秋刀魚のおいしい季節ですね。皆様もうそろそろ冬眠の準備はお済みですか?私は冬眠したくてもお仕事をお休みするわけにはいきません。生活かかってますしね。
 さて皆さんYOSHIが何の仕事をしているかご存知でしょうか?実は整備士なんです。だからたまには整備士らしいお話でもしておかないと、ただ遊んでる人ぐらいに思われてしまうので、表題の通りチェーンとスプロケットのお話を少々。

 というのも先日、近年稀に見る伸びたチェーンの車両が入庫いたしまして、「これは教材にもってこいだ」と思ったのでございます。
伸びたチェーン
 かなり伸びたチェーンです。スプロケットは新品にしてあるのですが、下の画像についてチェーンとスプロケットの歯、それぞれの間隔にご注目ください。
ずれてます
ずれているのがお分かりいただけるでしょうか?下へいくにつれてスプロケットの歯にチェーンが乗り上げ、隙間ができてしまっています。そして、これを新品に換えたものが下の画像です。
NEW!
NEW!!
 その違いは一目瞭然ですね。たるみが少なくなり、スプロケットにもキッチリかかっています。実際にどれだけ違いがあるのかは下の画像を見てください。
長さ比較
長さ比較2
 同じリンク数です。時間があれば数えてみてください。その長さの違い2リンク分以上!約45mm分です。今回のチェーンは100リンクなので、1リンクあたり0.45mmの磨耗があるわけです。ちなみに磨耗するのは当然稼動部分であるリンクピン(軸)とブッシュ(軸受け)です。この磨耗で下の画像のような違いが出てきます。
横振れ比較
 横方向への稼動域が増えます。結果として回転中に横へチェーンが振れ、スプロケットの歯に乗り上げ、チェーンが外れるか、最悪の場合破断します。
 ちなみに、スプロケットも磨耗しますがチェーンの伸び具合に合わせて磨耗が促進されます。逆に言うとチェーンの寿命が長ければ、スプロケットもそれに合わせてロングライフになるとも言えます。
 スプロケットとチェーンの交換は同時が基本です。チェーンの交換時期にスプロケットがまだ使えそうに見えたりしますが、スプロケットの表面には硬化層があり、それが磨耗して無くなったところから一気に磨耗が進行します。先ほどチェーンの寿命がスプロケットの寿命に影響するとお話ししましたが、逆もまた然りでスプロケットの寿命もチェーンの寿命に影響を与えます。硬化層が無くなる前にスプロケットも交換しましょう。
 スチール製とアルミ合金製のスプロケットではスチール製の物のほうがロングライフだと言われていますが、ロングライフのチェーンと組み合わせて手入れをしていればアルミ合金製のスプロケットもかなり長寿命です。逆に寿命の短いチェーン(レース用チェーンなど)を使うと、どんなスプロケットでも短命に終わります。但しレース用チェーンの回転抵抗の少なさは圧倒的で、バイクを押して歩いただけで違いが分かるほどです。
 少し話がそれましたが、駆動部品は走る為の重要な部分です。ユーザーの皆様、メンテナンスはしっかりお願いします。
 そして、今回整備した車両は本郷店にて中古車として販売します。車体価格¥148000(税込み)です。誰か買ってください。
中古グラストラッカーR
中古グラストラッカーL


 
追伸
 今回使用した新品のチェーンはPLOTが自社ブランドとして新たに販売を開始したものです。高品質で低価格です。サイズのラインナップが少なく今のところ520・525・530しか無いのですが、コストを抑えたいという方いかがですか?

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